「いや、言われなくてもWEB広告を出す目的は決めてるよ!当たり前だろ!!」
そんな風に思う人も多いと思いますが、ちゃんと決めたと思っていても実は明確には決めていなかったというケースも多いです。
WEB広告を出す目的をハッキリさせていないがために中途半端になってしまい、失敗してしまった人がいたので、この記事を書くことにしました。
結論から言うと、GoogleやYahoo、Facebook広告など運用型広告と呼ばれるWEB広告を出す目的は大きく分けて2つです。
- 商品やサービスの認知拡大目的
- 商品やサービス販売・見込み客の獲得目的
「商品が認知されれば商品も売れるでしょ!」と、上の2つの目的を同時に達成することを目的にしてしまうのは失敗のもとです。
もちろん、商品やサービスの認知が広がっていけば売れやすくなるのは間違っていません。
しかし、“認知拡大目的のWEB広告”と”商品販売目的のWEB広告”では、”広告の出し方”を大きく変える必要があるので両立はなかなか難しいのが現状です。
この記事を読むと、WEB広告の目的設定について整理して考えられるようになり、ムダな広告費を使わなくても済むようになりますので、ぜひ読んでみて下さい。
【解説】WEB広告を出す2つの目的
①商品やサービスの認知拡大目的
商品やサービスをたくさんの人に知ってもらうという目的です。
短期的な売上アップよりも長期的な売上を作っていきたいという方は、商品の認知拡大目的で広告を出していくと良いです。
- 広告用の動画をたくさんの人に見てもらう
- 広告用の画像をたくさん配信して、多くの人にWEBサイトに訪れてもらう
認知を広げる目的で広告を出す場合は、どれだけ多くの人が商品の画像や動画を見てくれたか、自社WEBサイトに訪れてくれたかなどを指標にWEB広告を運用していくのが一般的です。
商品の認知を広げることが目的であれば、手段として必ずしもGoogleやYahoo、Facebookのような運用型広告と呼ばれる広告を選ぶ必要はないです。
- SNS(FacebookやInstagram、twitter等)で発信していく
- 有名人やインフルエンサーに商品紹介してもらう
- 人気Youtuberに商品紹介してもらう
- ラジオのCM枠で宣伝する
- タクシー広告で宣伝する
- ターゲットがいるエリアを中心にチラシをまく
などなど。
商品認知を広げる手段はたくさんあるので、自社にとって一番適していて最もコスパの良い方法を考えてみてください。
②商品やサービス販売・見込み客の獲得目的
長期的な売上よりも、まずは短期的な売上を作っていきたいという方は、商品購入やユーザー獲得目的で広告を出していくと良いでしょう。
この場合、広告で得ていきたい効果はこのようなものが挙げられます。
- 商品問い合わせ数を増やす
- 電話・メール問い合わせの数を増やす
- 資料請求数を増やす
- 見学予約数を増やす
- LINE公式アカウント登録数を増やす
- メルマガ登録数を増やす
- ECサイトの商品購入数を増やす
このような人をコスパよく集めるのが目的としているケースが多いです。
インターネット上で商品を買おうと思って情報収集している人や、どこで商品を買おうか比較しているような人に向けて広告を出していくイメージですね。
広告目的を決めたら、次は目標を決めよ!

おさらいすると、WEB広告を出す目的は大きく分けて2つあります。下のどちらを目的にするかをまず決めると良いです。
- 商品やサービスの認知拡大目的
- 商品やサービス販売・見込み客の獲得目的
①と②では広告の出し方が違います。
①も②も同時にやりたい!という場合は、広告予算と広告の出し方を分けて、別軸で取り組むようにしましょう。
もし広告に使える予算が少ない場合は、まずは「②商品やサービス販売・見込み客の獲得目的」から広告に取り組んでいったほうが広告の効果を実感しやすいのでオススメしています。
広告を出す目的を決めたら、目標も決める必要があります。
たとえば・・・
- 広告動画の閲覧数はどのくらいの数だと広告として成功と言えるのか?
- 広告経由で問い合わせ数をどのくらい集められたら成功と言えるのか?
このような目標を決めないと、どこを目指して広告運用もすれば良いかもわからず広告予算も決めづらいです。
自社で広告運用する場合も、広告代理店に運用委託する場合、どちらでも広告目標を決めておくことをオススメします。