【WEBマーケターの書評】マーケティングの仕事と年収のリアル

WEBマーケターキャリア 転職

マーケティング職のキャリアについて書かれた貴重な本である「マーケティングの仕事と年収のリアル」を読んでみました。

WEBマーケターという立場でこの本を読んでみた書評を書いてみます。

本を読んでみて、下記のような方には非常に有益な本だと思いました。

  • マーケティング業界を志望する学生
  • マーケティング業界への転職を考えている方
  • キャリアアップを考えているマーケター

逆に、僕のようにフリーランス、独立開業を目標にしてマーケティング業界で働く方は特に読む必要はないかもしれません。

本の中でも書かれている通り、フリーランスなどで経歴や職歴はそこまで必要ないからです。

会社に所属するマーケターが、どのようにステップアップしてより高い給与を得られるキャリアを作っていくか?について主に書かれた本だという印象ですね。

「マーケティングの仕事と年収のリアル」で学ぶマーケティング業界

この本で特に有益だと感じた箇所は下記の点です。

  1. 事業会社と支援会社の違い
  2. 事業会社(大手)で働くメリット・デメリット
  3. 事業会社(中小・ベンチャー)で働くメリット・デメリット
  4. 支援会社(大手)で働くメリット・デメリット
  5. 支援会社(中小・ベンチャー)で働くメリット・デメリット
  6. マーケティング業界の8つの流派
  7. マーケティング職の6つの成長ステージ
  8. 具体的なキャリアを築く7つのパターン

これらの項目は、就職・転職を考えている方にとって有益な情報になると思います^^

特に「具体的なキャリアを築く7つのパターン」のパートでは、向いている人のタイプについても具体的に記述されていますので、新卒の方も参考にしやすいのでしょうか。

一度徹底的に自分の性格や特性を自己分析したうえで、どのパターンのキャリアが合っているか見てみると良いでしょう。

経験や年齢を重ねていくと思考が変わってくることもあるかと思いますが、その時はその時でまたキャリアを考え直せばいいだけだと思います。

まずは自分の志向を把握することが大事で、それによって「どういう目的でどういう会社で働くべきなのか」が見えてきます。

  • 事業会社へ行くのか?
  • 支援会社に行くのか?
  • 外資系企業がいいのか?
  • 大手企業がいいのか?
  • 中小・ベンチャーがいいのか?
  • どのマーケティング職で仕事すべきか?

これらが見えてくると思います。

僕の場合は、個人に専門的な知見が溜まりやすく、競争が緩い支援会社(中小・ベンチャー)を選んでいます。

デメリットといえる大手に比べて低い給与は、副業で補填すればいいという考えです。

そしてその副業すら自分のスキルアップと実績につながり、自分の価値を高めてくれるという考えで仕事をしています。

あなたはどうでしょうか?

マーケティング職に興味がある方は、「マーケティングの仕事と年収のリアル」で、自分の志向と業界の現実を照らし合わせてみると良いでしょう^^

フリーランスのWEBマーケターを目指すキャリアは?

「マーケティングの仕事と年収のリアル」ではフリーランスのWEBマーケターについては、あまり書かれていませんが、フリーランスの場合は経歴や職歴よりも実績が必要とのこと。

これはその通りだなと思います。

当然、発注側としては経歴よりも「実際に何ができるのか?」が重要ですね^^;

そのため、自分がどんな実績があるのかを形として見れる形にしておくと良いでしょう。

デザイナーが作るポートフォリオのようなものがあると営業もしやすそうです。

個人的には、フリーランスのWEBマーケターを目指すには下記の項目が必要だと考えます。

  • 顧客とのコミュニケーション力
  • 営業力
  • 集客媒体(ブログ・SNS)
  • わかりやすい実績
  • 成果を残せるスキル

発注をもらった仕事に対して成果を残せないと継続して発注してもらうことは難しいので、成果を残すスキルを持っていることは重要でしょう。

しかし、営業力がないと最初の発注ももらうことができません。

だからフリーランスの場合は、スキルと同じくらい営業力が欠かせないと思っています。

そして商談がないと、そもそも営業力を発揮する機会すらないので仕事を獲得するためにはある程度のPV数があるブログを作り、SNSのフォロワーも獲得していくことも大事ですね^^

「コンバージョン売上派」もブランディングを学ぶべき

個人的なところになってしまいますが、僕自身はWEBマーケターで「マーケティング業界の8つの流派」の中では、もろに「コンバージョン売上派」に分類されます。

本の中である通り、費用対効果が見えづらいブランディング施策を確かに嫌う傾向があるように思います。

ダイレクトマーケティング系のマーケターである僕もブランディングを軽視する傾向にあったのですが、最近はブランディングをしっかり学んでいく必要があると感じています。

そもそも、僕の認識ですとマーケティングとブランディングは違うものだと思っています。

  • マーケティング ⇒ お客さんを連れてくる
  • ブランディング ⇒ ファンを作る

専門的な仕事をしているととうしても視野が狭くなりがちですが、広告予算はマーケティングだけに使われるわけではありません。

ブランディングに関してもしっかりとした知識を持つことで、広い視野でクライアントと接することができると思っています。

ということで、ブランディングについての良書と紹介してもらった「ブランディングの22の法則」を読んでみる予定です^^

それでは!

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