こんにちは。
ちょっと遅れて「Microsoft Clarity」を触ってみました。
英語だということもありダッシュボードの各項目が分かりづらい箇所もあったので、この記事では日本語で各項目をわかりやすく解説してみました。
Microsoft Clarityを一通り自分で触ってみて理解できたことをまとめています。
説明されなくても分かるよ!という指標は解説していないのですが、パッと見て理解しづらいダッシュボード内の指標の解説をまとめていますので、「はじめてMicrosoft Clarityを使い始める!」という方は、ぜひ参考にしてもらえれば嬉しいです。
Microsoft Clarityダッシュボードの項目一覧
Scroll depth

スクロール率のことです。
ページのどのくらいの深さまでユーザーがスクロールして閲覧してくれたかを見れる指標です。
「Heatmaps > Scroll」と進んでいくと、各ページのスクロール率を見ることができるので、スクロール率が低いページを特定して改善していくと良いでしょう。
Engagement

ユーザーがアクティブに動いている時間のことです。
このエンゲージメントの「アクティブに動いている時間」の定義はマウスが動いていたりクリックしたりしている時間などです。
Dead clicks

ユーザーがクリックした動作をしているにも関わらず、ページの反応がなかったDead clicks(デッドクリック)の割合がわかります。
ユーザーがWEBページを閲覧していて「クリックできると思ってクリックしたのに何も反応がない!」という箇所を特定することに役立つ指標ですね。
「Recording」から、録画された各ページのユーザーの動きを見ることができるので、サイト内のユーザビリティ向上につなげることができます。
ちょっと面倒かもしれませんが、ユーザーの動作録画を見てサイト改善のヒントを探してみましょう。
Rage clicks

ユーザーが同じ小さな領域を高速でクリックまたはタップした挙動を指します。
ユーザーがなんらかのストレスを感じてクリックを連打したなどの挙動をしたなどがRage clicksに該当します。
このRage clicksも下のボタン「Recording」からユーザー動作の録画を見れますので、ぜひチェックしてみてください。
私はこのRage clicksの録画の挙動を見て、ユーザー側から読んでわかりにくい文章がなどを発見して修正することで、より分かりやすい記事に修正するという使い方をしたことがあります。
あくまで一例ですが参考にしてください。
Excessive scrolling

ユーザーが高速でWEBページをスクロールした挙動を指します。
僕のMicrosoft Clarityでは「0%」になっているので上のキャプチャ画像では表示されていませんが「Recording」ボタンからユーザーの挙動は見ることができるようです。
こちらもチェックしてUI改善にお役立てください。
Quick backs

ユーザーが別ページに移動してから、すぐに前のページに戻ってきてしまった部分を確認することができるパートです。
Recordingでユーザーの動きを確認してみると、記事上部の目次にあるページ内リンクのクリックもQuick backsとして計測されていたケースが結構あったので注意です。
僕がたまたまQuick backsのユーザー動作をページ毎にみていて、デットリンクを発見することができました。
どのくらいの割合でQuick backsがあるかというよりは、面倒ではありますが1ページずつユーザーの挙動を見てサイトやページ改善のヒントを得ていくと良いでしょう。
JavaScript errors

「sessions with JavaScript errors」=JavaScriptのエラーが発生するセッション、ですね。
シンプルにJavascriptのエラーが起こった割合を見ることができます。
Recordingでユーザー動画を見てみると「これがJavaScriptエラー??」という箇所もありました。
こちらも他の指標同様に、Recordingでセッションごとにユーザー動画を見ていきましょう。
まとめ

Microsoft Clarityを実際に触ってみた感想は「無料とは思えない!さすがマイクロソフト!」でした。
他の有料ヒートマップツールも触ったことはありますが、無料でこの機能は凄いです。
まだMicrosoft Clarityを使っていない方は、この記事のダッシュボードの指標解説を参考にしてもらいながら、ぜひ導入して活用してみてください。
僕もこれからMicrosoft Clarityを使って、WEBサイト改善進めていく予定です。
もしGoogle chromeを使っているなら「右クリック⇒日本語に翻訳」で日本語表記にできて、一気に日本語でわかりやすい画面にはできます。
Microsoft Clarityの導入自体もタグを入れ込むだけで簡単に導入できますので、ぜひ試してみて下さい。