GA4をサブディレクトリごとに分けて計測する方法

GA4サブディレクトリ計測 Googleアナリティクス

GA4で、サブディレクトリで分けたサイトごとにアクセス解析していきたい。という方向けの記事です。

GA4ではユニバーサルアナリティクスで使用できた「ビュー」機能がありません。

そのため、サブディレクトリーサイトごとに分けてアクセス計測したい場合、サイトごとにプロパティを分けて計測する方法がオススメです。(ただし、有料版GA4(Googleアナリティクス360)では、ビュー機能のように使える「サブプロパティ」機能があるため、プロパティを分ける必要はありません。)

今回はGA4をサブディレクトリ毎にプロパティを分け、それぞれGTMで設定していくやり方を説明します。

GTMを使ってサブディレクトリごとにGA4設定する手順

設定手順は、この3ステップで行ってください。

  1. サブディレクトリごとに新しいプロパティを作成
  2. 各プロパティの測定IDをGTMに設定
  3. 設定したGTMタグと、サブディレクトリURLをトリガーにしたページビューを紐づけ

設定の流れをかんたんに解説します。

【手順①】サブディレクトリごとに新しいプロパティを作成

GA4プロパティ作成

まずはGA4で、サブディレクトリ分の数の新しいプロパティを作ります。

  • https://ppc-diary.com/aaa
  • https://ppc-diary.com/bbb
  • https://ppc-diary.com/ccc

3つのサブディレクトリサイトがあった場合は、3つ分の新しいプロパティを作ってください。

【手順②】各プロパティの測定IDをGTMに設定

測定IDをGTMに設定する

管理>データストリームと進んでいくと「測定ID」があります。

このIDをGTMに登録します。

【手順③】設定したGTMタグと、サブディレクトリURLをトリガーにしたページビューを紐づけ

GTMトリガーにサブディレクトリURL設定画面

GTMのタグに「測定ID」を設定した後は、サブディレクトリURLを設定したトリガーを作り紐づけをします。

トリガーはこのように設定してください。

トリガータイプ:ページビュー

このトリガーの発生場所:一部のページビュー

イベント発生時に~:Page URL、先頭が一致、サブディレクトリサイトのURL

このトリガーと、GA4測定IDを設定したタグを、GTMで紐づければ完了です。

設定完了後は数値チェックしましょう

設定完了したら、ユニバーサルアナリティクスとGA4のページビュー数(GA4では表示回数)を比較して大きな乖離がないかチェックしてください。

私はこのやり方で問題なく計測できていますが、チェックは必須です。

ただし、GA4はデータ処理に最大 72時間かかることが公式ヘルプに記載されています。

参考:「Google公式ヘルプ」[UA→GA4] ユニバーサル アナリティクスと Google アナリティクス 4 のデータ

セッション数が低くなるもうひとつの要因として、「レイトヒット」(発生後すぐに送信されないヒット)があります。ユニバーサル アナリティクスでは、前日の終了から 4 時間以内に届いたヒットが処理されます。Google アナリティクス 4 では、最大 72 時間遅れて届いたイベントも処理されます。Google アナリティクス 4 のイベントの場合、より長い期間が処理の対象となります。そのため、Google アナリティクス 4 プロパティでのセッション数が多くなったり、処理対象期間である 72 時間で報告される数値が変動したりすることがあります。

GA4はこういった仕様になっているため、ページビュー数(表示回数)やセッション数を比較する場合は、3日前もしくは4日前以前のデータを比較することをオススメします。

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