こんにちは^^
今回は、自社で保有する顧客メールアドレスを使ったFacebook広告カスタムオーディエンスと、その類似オーディエンスを作成する手順について解説していきます。
つまり、この記事では下のオーディエンスの2つを作る手順をまとめています。
- 顧客メールアドレスを使ったカスタムオーディエンス
- ①を元にした類似オーディエンス
手順としては難しくありませんが、選択肢に迷う箇所があるかと思うますのでブログ記事で書きました。
それでは管理画面のキャプチャ付きで手順を説明していこうと思います。
顧客メールアドレスでカスタムオーディエンスを作成する手順
まずは顧客メールアドレスを使ったカスタムオーディエンスを作った後、このカスタムオーディエンスを元データとして類似オーディエンスデータをつくる手順です。
①:アップロードするメールアドレスリストを作成
カスタムオーディエンスを作るまえに、顧客メールアドレスの一覧リストを作ります。
必要な項目は基本的には「メールアドレス」「電話番号」の2点で良いです。「メールアドレス」は必須項目で、「電話番号」はあれば尚良しというイメージです。
メールアドレスの数は500~1,000件くらいあれば良いですが、もしなければ100件くらいでも大丈夫です。
メールアドレス数は闇雲に多く集めてリスト化すればいいというわけではなく、ここでアップロードするメールアドレスは御社の商品を買ってくれる見込みが高い「質の高いユーザーのメールアドレス」に絞り込む方が良いです。その方が広告の配信精度は高くなります。
また、上の画像はFacebookからダウンロードできるテンプレートの画像ですが、必要な項目は基本的には「email」「phone」なので、A列とD列だけを残してメールアドレスや電話番号をずらっと入力していく形で問題ないです。
そして、このリストデータはUTF-8のcsvファイルでつくる必要があるのでここは注意しましょう。
②:「オーディエンス」画面へ
上部の横三本線のマークをクリックすると上の画像のような画面になります。
この中で「アセット」の列にあるオーディエンスを選択します。
③:「カスタムオーディエンス」を選択
「カスタムオーディエンスを作成」をクリックすると、プルダウンで出てくる「カスタムオーディエンス」を選びます。
旧Facebook広告の管理画面で見ている場合もあるかと思いますが、画面構成は異なるものの手順としては同じになります。
④:「カスタマーリスト」を選択
上の画像のような別ウィンドウが開きますが、この中で「カスタマーリスト」をクリックします。
今回は顧客メールアドレスを使ったカスタムオーディエンス作成をしますが、この画面で、また別のデータを使ったカスタムオーディエンスを作ることができたりします。
⑤:顧客リストの準備
既にアップロードする顧客メールアドレスデータができていれば、ここは単純に「次へ」をクリックするだけで大丈夫です。
リストを作ることができていなかった!!という場合は、赤枠の「リストのテンプレートをダウンロード可能」から落としてきたデータにメールアドレスを入力してリストを作成した後、ここまで戻ってきましょう。
⑥:「カスタマーバリュー」を選択
ここは大部分の人は「いいえ」で問題ありません。その後「次へ」をクリックします。
⑦:顧客メールアドレスリストをアップロード
ようやく顧客メールアドレスデータをアップロードする画面にたどり着きました。
赤枠に顧客メールアドレスリストのcsvファイル(UTF-8)をUPします。ドラッグ&ドロップでいけます。
⑧:csvファイルをアップロードし、オーディエンス名をつける
顧客メールアドレスのcsvファイルをアップロード後、自分が管理しやすいオーディエンス名をつけてから「次へ」をクリックします。
ちなみにオーディエンス名は後から変更可能です。
⑨:「アップロードして作成」をクリック
ここは特段なにもなければ「アップロードして作成」をクリック。
⑩:メールアドレスリストのアップロード完了!
これで顧客メールアドレスのカスタムオーディエンス作成は完了です!
さらに、このまま顧客メールアドレスの「類似オーディエンス」を作りたい場合は「類似オーディエンスを作成」をクリックします。
⑪:「類似オーディエンス」を作成する
①「類似オーディエンスのソースを選択してください」は元となるデータを選択します。
顧客メールアドレスのユーザーと近い属性の人に配信するために類似オーディエンスを作る場合は先程アップロードしたカスタムオーディエンスをソースとして選びましょう。
②「ターゲット地域を選択」は配信したい地域を検索または参照して選択すればOKです。
③「オーディエンスサイズを選択」は広告配信する目的によりますが、問い合わせ獲得などコンバージョン目的の場合は「1%」からテストするようにしています。
「%」が少なければ少ないほど配信できるユーザーの数は少なくなりますが、元データの顧客リストとより近しい属性の濃いユーザーリストのなるため「ユーザー数は少ないけど質の高い配信リスト」になる可能性が高いです。
コンバージョン目的ではなく、広いターゲットに対して低いクリック単価で配信したい場合はもっと高いパーセンテージで類似オーディエンスを作っても良いでしょう。
まとめ
おさらいになりますが、今回はこの2つのオーディエンスの作り方について解説してきました。
- 顧客メールアドレスを使ったカスタムオーディエンス
- ①を元にした類似オーディエンス
①の場合は、既に御社のお客さんであったり、問い合わせしてきてくれたユーザーであったり、これまでなんらかの接点がある人であるはずですので、新商品やリピート商品、クロスセル、アップセルしたい商品などの広告を出すと良いでしょう。
逆に②のオーディエンスはこれまで全く接点がなかったユーザーである可能性が高いので、新規を取りにいくための広告を当てると良いです。
以前は「顧客メールアドレスリストの類似オーディエンス配信こそがFacebook広告最強の配信方法だ!」という風潮でしたが最近はそうではなくなっていると言われてきており、実際に僕自身が配信していた経験からも単純な詳細ターゲティング配信の方がCPAが安いケースもあります。
とはいえ、Facebook広告の特徴であるターゲティング精度を高さを存分に生かせるオーディエンスであることは間違いないので、Facebook広告でいまいち成果が上がらない場合はぜひ試してみてください^^
それではまた!