先日「新版 SEM:リスティング広告 Googleアドワーズ&Yahooリスティング広告対応 Web担当者が身につけておくべき新100の法則。」を読みました。
2012年の本ですが良書でしたので、書評を書いてみようと思いました!
初心者でもリスティング広告がわかるように書かれていて読みやすい本です。
個人的に勉強になったな、よい復習になったなと感じた点をまとめてみます。
新版 SEM:リスティング広告 新・100の法則
軸になるキーワードは自社サイト内から抽出する
広告で使うテキストを自社サイト内から抽出するメリットは品質スコアを高められることですね。
遷移先LPとマッチした広告文を作るのにも役立ちそうです。
競合サイトからも使えるキーワードを見つける。
同じワードでも自社と違う表現で使っているキーワードもあると思います。
数社分の競合サイトLPから良さそうなキーワードをざっと抜き出して、後でキーワードプランナーなどのツールで検索ボリュームなどを見ながらニーズを見ていくと良いキーワードが見つかる気がします。
広告テキストを作る時「何を」「誰に」「どのように伝えるか」を意識する
無意識にやっていましたが
- 何を
- 誰に
- どのように伝えるか
この3つの視点で作ると考えるとわかりやすいですね。
「何を」「誰に」を感がるのは比較的簡単ですが、「どのように伝えるか」は広告文を作る担当者のセンスや力量が問われる分野ですね。
どう表現するかも大事だと思うので、日々電車内の広告などを見ながら使える表現などを探してみると面白いかもしれません。
広告文は「こちらが見せたい広告」ではなく「ユーザーが見たいテキスト」を意識する
クライアントの依頼でどうしても「こちらが見せたい広告」になってしまいがちです。
しかし、クリック率が高い広告はどう考えても「ユーザーが見たいテキスト」ですね。
広告文を作るまえに、ユーザーがその商品を買うにあたってどんなことに興味があるか把握しておくことが重要になりますね。
遷移先LPはページ表示速度が速いページを
シンプルにページ表示が遅いと離脱しますよね。
それに、ページ表示速度が遅いことによって品質スコアを落ちてしまうとのこと。
SEO同様にWEB広告の遷移先ページの表示速度にも注意しておきたいところです。
クリック率は常に高いのに、CVしないキーワードに注意。
この場合、広告テキストには興味を持たれている割合が高いのでクリック率は高い。
でもコンバージョンしないということはLPに問題があると考えてよい。
LPを改善できれば大きく数値的も大きく改善できる可能性があるとも考えられるので、クリック率は常に高いのにCVしないキーワードがある場合はクライアントと相談の上LPの改善提案につなげてもいいかもしれません。
Googleアナリティクスで有望な出稿キーワードを見つける
2012年時点ではGoogleアナリティクスですが、現在ではGoogleサーチコンソールですね。
意外とサーチコンソールを入れていないページが多いです。
サーチコンソールを入れていないとSEOからの流入した検索クエリを見ることができません。
SEOからの流入した検索クエリは無料で取得できる貴重なデータなのでサチコ導入も抜けなくやっておきたいところです。
まとめ:新版 SEM:リスティング広告 新・100の法則
管理画面の操作のパートは古い本なので参考にならないものの、リスティング広告の考え方や本質的なところは変わっておらず、勉強になるところが多い本だと思います。
- インターネット広告運用初心者
- インターネット広告代理店に入社したばかりの方
これらの方は、こちらの本を読んでみると良いと思います。
100の法則の法則の中で今必要なところをピックアップして読むのもいいですね。
以上、書評でした。