こんにちは!
Google広告のユーザー分析方法についてです。
検索広告向け購買意向の強いユーザー層:IMSA(In-Market for Search Ads)をモニタリング設定することで、CVしたユーザーがどんな属性のユーザーなのかを分析することができます。
「何を言っているか分からない!」という方も読み進めてもらえれば理解できるように設定手順と活用方法をまとめました。
IMSAのモニタリング設定手順
①:オーディエンスを追加
①設定したい広告グループを選び、②「オーディエンス」をクリックすると、上の画面になります。
ここで③の鉛筆マークをクリックします。
キャンペーンに設定を選んで設定することもできますが、今回は広告グループに設定します。
②:「モニタリング(推奨)」を選択
追加先の広告グループが、設定したい広告グループになっていることを確認し「モニタリング(推奨)」をチェックします。
ここで間違えて「ターゲティング」を選んでしまうと大きな機会損失になってしまいますので注意しましょう。
③:「候補数」の中から自社に合う属性のユーザーを選ぶ
「候補数」をクリックすると、自社に関連がありそうなカテゴリーのリストが表示されます。
この中から、特に自社に関連がありそうなカテゴリーを8個選びましょう。
選び方は感覚でOKです。
IMSAは10個設定することが推奨とされているのですが、この後設定するリマーケティングユーザーと類似ユーザーの2個分を取っておくため、ここは8個にとどめておきます。
④:「閲覧」→「ユーザーがお客様のビジネスを利用した方法」
ここからリマーケティングユーザーと類似ユーザーを追加していきます。
「閲覧」→「ユーザーがお客様のビジネスを利用した方法」を選択します。
⑤:リマーケティングユーザーと類似ユーザーを追加
「ウェブサイトを訪れたユーザー」からリマーケティングユーザーを1個選択。そして「類似ユーザー」からリマーケティング類似ユーザーを1個選び、合計2個追加しましょう。
選んだユーザーリストは右側に反映されます。
合計10個選択済みになったら保存ボタンをクリックします。
⑥:ターゲット設定が「モニタリング」になっていればOK
このような画面になれば設定完了です。
ここで注意したいのはターゲット設定が「モニタリング」になっているか?です。
今回の目的は、カテゴリーごとの成果を【モニタリング】することで、検索広告を見てCVしたユーザーはどんな属性なのかを分析することが目的です。
ターゲット設定が「ターゲティング」になってしまっていた場合は、選んだカテゴリーの10個だけに【ターゲティング】されて広告が配信されてしまうため、選ばなかった10個以外のカテゴリーには配信されない形になり、かなりの機会損失になります。
IMSAをモニタリングする目的は「CVしたカテゴリーの属性分析」ですので要注意です。
IMSAの分析&活用方法
IMSAのモニタリング設定ができたところで、あとは分析と活用方法についてです。
【IMSAモニタリング】分析方法
モニタリングするカテゴリーの「コンバージョン数」を見ることで、どの属性ユーザーがコンバージョンしているかが分かります。
過去にさかのぼって配信結果をみて「コンバージョン数」が多いカテゴリーと少ないカテゴリーを選別してみましょう。
そもそもの配信量が少ないカテゴリーもあるかもしれませんので「コンバージョン単価」「コンバージョン率」も同時に見ていき、成果の良いカテゴリーと悪いカテゴリーを探すような形で分析していきましょう。
【IMSAモニタリング】活用方法
「成果の良いカテゴリーを強化」または「成果の悪いカテゴリーを弱める」
コンバージョン単価が安くてコンバージョン数が多い成果が良いカテゴリーは入札単価調整比を変更して強化すると良いでしょう。
この逆のパターンの場合は逆に入札単価調整比をマイナスにして弱めていく調整ができます。
ここでの注意点は、もしインプレッションシェアが既に100%に近い状態であれば、これ以上入札強化しても掲載機会が増えませんので強化しない方が良いです。
成果の良いカテゴリーを、ディスプレイ広告やYoutube広告に転用
ここで成果が良いカテゴリーを見つけることができれば、ディスプレイ広告やYoutube広告を配信するときに使えるターゲティングとして転用できます。
これからディスプレイ広告やYoutube広告をやる場合はここでのデータを活用していくようにしましょう。
まとめ
今回はIMSAのモニタリング設定について解説しました。
この設定はお金がかかるわけではなく、手間もあまりかからずにできるものですのでアカウント初期設定時か配信開始の早い段階でやっておくことをオススメします。
これをやることでGoogle広告を調整したり分析する要素が増えることになります。
これまでの経験では、リマーケティングユーザーやリマーケティング類似ユーザーの2つのカテゴリーがもっともコンバージョンが取れている傾向が強いです。ですので、ここは漏れなく入れておくようにしましょう。
今回紹介したカテゴリー選定方法以外でも、モニタリングしていきたいカテゴリーやオーディエンスがあれば、それを設定しても良いと思います。
もしやっていない場合はこの記事の手順でぜひやってみてください^^